ニル・アドミラリの天秤 ≪総評/感想≫ ネタバレON/OFF有
ニル・アドミラリの天秤 ≪総評・感想≫をまとめてます。
About
STORY
15年で終幕せずに25の年を重ねた大正時代。
傾きかけた家を守るため、少女は名も知らぬ男との結婚を決意した。
だがその矢先、弟が古い本を手にしたまま謎の焼身自殺を図る。
混乱する少女の前に現れたのは【帝国図書情報資産管理局】
通称【フクロウ】。
彼等によれば【稀モノ】という、読んだ者に大きな影響を及ぼす本が存在するらしい。
更に少女はその弟の事件が切っ掛けで【アウラ】が視えるようになってしまう。
まるで運命が───彼女をその炎に引きずり込もうとするかのように。
そうして少女は戸惑いながらも鳥籠の外に出ることを選ぶのだった。
嫉妬、憎悪、侮蔑、憐憫───そして愛。
少女を待ち受けていたのは、
幾つもの裏切りが妖しくちりばめられた帝都の闇。
その中で翻弄され、揺らぎうつろう彼女が辿り着くのは
真実か、それとも───。
※画像は公式HP『ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子』より引用
オープニングムービー
概要
原作・シナリオ 片桐由摩
キャラクターデザイン さとい
Cast 梶裕貴 岡本信彦 逢坂良太 鈴村健一 木村良平 櫻井孝宏 緑川光
©IDEA FACTORY
関連商品
- PlayStation Vita版 「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」
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無印版。本編。
- PlayStation Vita版 「ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚」
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「ニルアドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」の続編。FD(ファンディスク)。
- Switch版 「ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子」
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「ニルアドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」+「ニルアドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚」が一つになったSwitchタイトル。
※一部ショートストーリーの追加要素有り - アプリ版 「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」
「ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚」 -
Switch版と相違点はなし。スチルも短編集も全て同じです。
Switch版 追加要素
♥ 「ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚」の「短編物語」に30本のボイス付き新規ショートストーリーを追加 |
攻略キャラクター6人に5本ずつ、報告書や日記などの新たな短編物語を楽しむことができます。 |
総評・感想
全体感想(帝都幻惑綺譚)
ニルアド。プレイ後も余韻に浸れる良い作品でした。他の作品にはない独特の雰囲気があり、謎が謎を呼ぶ不思議なシナリオも大変印象的。衝撃的な展開は然る事ながら、終始伏線などもしっかり回収して頂き、最後の最後まで飽きずにプレイできました。(続きはClick▾)
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
それにサブキャラも片隅におけないような真実というか衝撃的な設定からも目が離せなかったです。ここまでサブキャラに攻略キャラ達とつながる重要な設定が組み込まれているのも、ニルアドくらいなんじゃない?と思ってしまうぐらい。それだけじゃなくて、なによりニルアドは糖度はとっっっても高い。大満足♡好き嫌いの少ない万人受けタイトルって感じでしたし、全てのバランスが良く、人気なのも頷けます。プレイ後どの攻略キャラ達も大好きになれる素敵な√に仕上げられているところがなにより、私個人的なニルアドイチオシポイントです♡最後の最後まで楽しませてくれたニルアドは誰かにおすすめしたくなるような素敵な作品でした。
キャラ別感想(帝都幻惑綺譚)
鴻上滉
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
滉はかなりプレイ前とプレイ後の印象が変わりました。攻略し始めて、こんなに一匹狼キャラで何を考えてるかわからないドライな感じだとは思っていなかったなと思っていたのが、√を進めるにあたって、実は面倒見が良くて、押しに弱いギャップ萌えキャラだったことがわかって。。。滉、良い!!!人付き合い不器用キャラがちょっとずつ心を開いてくれる姿にきゅんきゅんできました。それに世間知らずなツグミ(ヒロイン)にズバッと正論を言ってくれるところとか男って感じでしたね。それだけではなくて、滉√は『囚われている者』がモチーフで、核心に触れるような重要なエピソード、四木沼さんのこととか、スパイのこととかも含んでいて、衝撃的で怒濤の展開があいりプレイ前とプレイ後の印象が変わりました。攻略し始めて、こんなに一匹狼キャラで何を考えてるかわからないドライな感じだとは思っていなかったなと思っていたのが、√を進めるにあたって、実は面倒見が良くて、押しに弱いギャップ萌えキャラだったことがわかって。。。滉、良い!!!人付き合い不器用キャラがちょっとずつ心を開いてくれる姿にきゅんきゅんできました。それに世間知らずなツグミにズバッと正論を言ってくれるところとか男って感じでしたね。それだけではなくて、滉√は『囚われている者』がモチーフで、核心に触れるような重要なエピソード、四木沼さんのこととか、スパイのこととかも含んでいて、衝撃的で怒濤の展開が相重なったのもあって、滉√最高でした。3番目に攻略しましたが、きっとこのあたりからニルアドにどっぷりハマってた。
星川翡翠
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
オッドアイが印象的な翡翠。可愛いのもそうだけど、第一印象はショタ感が凄い。けれど、能力が人一倍強いところ、女性嫌いでツンデレだけど好きな人にはとことん優しい翡翠のギャップが非常に良かったです。それに生い立ちや能力が強いことに悩む翡翠に対して、大変丁寧に描写されているのもあって、どっぷり感情移入してしまいました。それに、プレイ中に翡翠の外見に似合わず肉食系男子な意外な一面にも驚愕しました。ギャップがすごい!
翡翠√に関しては『愛焦がれる者』というテーマの基、想像以上に闇が深い内容で、ちょっと想像していなかった展開でした。誰か翡翠を愛してあげて!って切ない気持ちになったのを覚えています。でも、最後には捨てられた子なのでは無く、母親に愛されていたことがわかってほっとしました(涙) そんな悲しいエピーソードもありましたが、終始翡翠が可愛いのは変わらずですよね!可愛いは正義。
鵜飼昌吾
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
昌吾は性格とかとにかく癖が強く、ツンデレどころかツンツンという表現がお似合いのこの方。でも、総理大臣の息子ってちょっと強すぎませんか?!そりゃ協調性ゼロでも仕方ないわ。集団生活とかしなくていいし。だって本物のエリートだし。昌吾のテーマである『傷を抱える者』っていうのもこの決まった未来とか血筋とかに縛られているっていうことなんだろうし。けれど、ツグミ(ヒロイン)と接する中で未熟だった部分に気づき、大きく成長するたくましい姿に大変微笑ましくて、恋愛に対しても素直になれないところ、可愛い!ってなりました(笑) 一番最初にプレイしたキャラでしたが、しっかりニルアドの世界に誘導してくれた昌吾には感謝。序盤はツンツンしていて、ちょっぴり性格で損していて残念な昌吾も今ではすごく懐かしい。。とんだダークホースで驚きだったし、最初にプレイしたキャラだけあって、思い出深い。。。
汀紫鶴
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
紫鶴は大人の色気がやばい。大人の魅力ってこういうことですか、と。他のキャラより糖度も高めだった気がします。箱入りお嬢様のツグミ(ヒロイン)を紫鶴が淫らに染め上げているところが、もう。。。紫鶴さん、完敗です。紫鶴のテーマは『迷いに惑う者』。もちろん甘いだけの√って訳では無くて、ツグミとのすれ違いもあったし、色々合った先にこんなクライマックスで稀モノの影響受けますか、、、と衝撃の展開もありましたしね。紫鶴は4番目あたりに攻略したので、ダレてこないか、飽きないか心配していましたが、紫鶴√は他√と違った良さがあり、最後まで飽きずにプレイできて本当に良かったです。この辺りはさすが人気のニルアドと言うところでしょうか。
鷲澤累
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
テーマは『真実を求める者』。爽やかイケメンだけど、攻略制限のあるキャラだし、何もないわけないよねと思っていましたが案の定、大変なキャラでした(汗) 振り返れば儚げなところとか髪色とか薔子さんに似てるなと思う部分はあるのですが、全っっっ然気づけなかった!あと、一目惚れ設定が個人的に嬉しくて。それに累は好青年過ぎて、紫鶴さんの次とかにプレイしたから余計その落差にやられて、寝る間も惜しんでプレイしたのを覚えています。でも、それだけじゃなくて、累は「カグツチ」のリーダーで。。。それに薔子さんだけじゃなくて、百舌山が父親だったという事実も。いや、詰め込みすぎじゃないか?!累をなんだと思ってるんだ!と感情移入しすぎて叫びになってしまいました。でもおいしい展開でしたね。本っっっ当にニルアドは攻略キャラ達とサブキャラとのつながりが濃すぎる。他にも累√は比較的糖度高めだったので、大大大満足です。BADもボリュームもあり、中身もめちゃくちゃ好みで累√は好きすぎました。累ありがとう♡
尾崎隼人
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
さすがメインヒーロー。文句のつけようもないです。評判も良くて、期待はしていましたが、案の定期待を裏切らない素敵な隼人に完敗。グイグイツグミにアプローチするところも胸キュンが止まりませんでした。本当にご褒美√だった。
隼人は『正義を貫く者』というテーマ通り、最初から最後まで正義を貫ける心の強さと人を惹きつける素敵な人柄で、もう序盤から大好きになったキャラでした。√もこれまた素敵で、隼人ツグミ(ヒロイン)に最初から好意的だったのは、そういうことだったのかと納得できたところは一番私の中では良かったところかなと思います。このあたり納得できないと個人的に心の底から楽しめないので。それに、あれだけ嫌がっていた成金の結婚相手がこんなイケメンで素敵な相手だったとかツグミ、徳を積みすぎてる。あと、隼人√はやっぱり隠さんじゃないでしょうか。というか隠さん√につなげるという重要な√でもあったので、隼人には頭が上がりません。
隠しキャラ
ON ♡ 続きを読む ♡ (※隠しキャラを表示)
隠由鷹
ON ♡ 続きを読む ♡ (※以降ネタバレ有)
実はプレイして序盤は隠さんが隠しキャラだと知らずにプレイしていたので、隠しキャラだってわかったときはびっくりしたし、あまり嬉しくなかったな。(すみません) でも逆にどんな√になっているんだろうと気になる気持ちはありました!今思えば名前からして隠れてるじゃんって思えるのですが。。(笑)え、そういうことだよね?笑笑
隠√は隼人ルートから分岐する形で始まり、隠さんに寄り添う形でエンドを迎える。あまり恋愛色はないかな?しかもかなりのくせ者過ぎて。改心するどころか余計に事を大きくする辺り、最後の最後でやってくれる。曖昧な形で終わるところとかちょっと好きになれませんでした。その前にプレイした隼人が素敵すぎたから余計思うのかもしれないけど。キャラは好きになれなかったけど、√内の読み手を飽きさせない衝撃的なエピソードとかが盛り込まれていたので、個人的にそこは楽しめたポイントでした。最後まで楽しませてくれるニルアドには本当に感謝です。
キャラ好感度
隼人>滉>翡翠>紫鶴>累>昌吾
隼人>滉>累>紫鶴=翡翠=昌吾
プレイ時間
スチル
美麗スチル。枚数などは多めで文句なし。ただ、スチルの絵の構図が各キャラでけっこうかぶっている部分があってちょっと残念。
システム
スキップが若干遅かった気がしますが、基本的に快適にプレイできました。<行路>でシナリオ分岐の達成条件なども確認できたり、ウツロヒノ天秤で選択した選択肢が良かったのか悪かったのか分かりやすく、便利。直感的にわかりやすいシステムでした。
総評
≪総評≫
総合 (3.9/5.0)
ストーリー
キャラ
糖度
スチル
世界観/設定
ボリューム
斬新さ
個人的おすすめ度
非常に糖度が高め。甘い作品をお探しの方は真っ先にプレイして欲しいです。あっと驚くような衝撃的な設定・展開も見所!
◎ 良かった
△ 惜しい
こういう方におすすめ!
・美麗スチルをお求めの方
・糖度が高い作品が読みたい!
・大正ロマンな世界観、大歓迎!
・ファンタジーや歴史ものが好きな方
・あっと驚く衝撃展開をお求めの方
・ボリューム満点の作品をプレイしたい!
▴ プレイ前の方は参考にして下さい。
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